バイナリーオプションをするにしても、FXをするにしてもこれなしには、始まらないというかこれが全てである「外国為替市場」。
とても基礎的な内容ですが、為替市場について簡単にご説明致します。
超基礎、為替とは?
外国為替市場とは、簡単に言うと、「お金が売り買いされる場所」です。
例えば、1ドルを100円で売りたい人と1ドルを100円で買いたい人がいれば、その取引が成立します。
逆の言い方をすれば、100円を1ドルで売りたい人と100円を1ドルで買いたい人がいれば、その取引は成立します。
そういった取引の繰り返しが行われているのが「外国為替市場」です。
「外国為替市場」は大きく別けて2種類あります。
一つは「インターバンク市場」で金融機関がお金の売り買いをしている市場。
もう一つは「対顧客市場」で銀行と一般企業や個人などがお金を売り買いしている市場です。
取引時刻
「外国為替市場」土日を除き、必ずどこかの国の「市場」が空いており、24時間取引をすることができます。
各国の取引時間は下記の通りです。
まず、オセアニア系の市場が最初にオープンします。
ウェリントン市場(6:00 – 14:00 )、シドニー市場(7:00 – 15:00)です。
そこから、東京市場(9:00 – 17:00)がオープンします。
シンガポール市場(10:00 – 18:00)、ドバイ市場(15:00 – 23:00)と続いて、ロンドン市場(17:00 – 2:00)がオープンします。
最後に、ニューヨーク市場(22:00 – 6:00)がオープンして世界の一通りの市場がオープンします。
サマータイムになると、各市場のオープン時間がズレますので注意してください。
サマータイムでは各国の市場のオープンとクローズが1時間早まります。
参考までに、ウェリントン市場、シドニー市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場のサマータイムのスケジュールを載せておきます。
なお、東京市場には、サマータイムはありません。
以下がサマータイムの時間です。
各国の外国為替市場の取引高は?
外国為替市場において、世界3大市場と言われるのは、ロンドン市場、ニューヨーク市場、東京市場です。
「市場」という言葉から、どこかに株式取引のように、証券取引所のようなものがあるのかと想像されるかと思いますが、そういうわけではありません。
実際のところは、各国の金融機関が活発に取引を行っている時間帯をそのように呼んでいます。
では、どのくらいの取引高があるのか、世界の取引高ランキングと割合を見てみましょう。
イギリスが圧倒的1位です。
つまりロンドン市場が世界の外国為替市場の約40%を占めています。
続いてアメリカが2位で、ニューヨーク市場が約16%、世界3大市場の一つと言われている日本が5位で東京市場が4.5%なので、いかにロンドン市場が大きいかが分かります。
世界3大市場の特徴
では、世界3大市場と言われる、ロンドン市場、ニューヨーク市場、東京市場の特徴を時系列に簡単に説明致します。
東京時間の特徴
9時から取引が始まり、仲値が決まる10時前から取引が活発になり、12時まで活発な動きをする傾向にあります。
その日に金融期間が外国為替取引をする際の基準となるレートで、毎日9時55分のレートが基準になります。
簡単に説明すると、金融機関がお客様に外貨を売る時の基準レートと思ってください。
12時以降、取引は緩やかになり、15時からロンドン市場がオープンする17時にかけて多少活発になり、17時に終了します。
ロンドン市場の特徴
17時のマーケットオープンから取引が活発になり、その後欧州各国の市場がオープンしていき取引が活性化します。
世界の40%以上の取引高がある通り、東京市場よりも値動きが大きいです。
18時頃から、経済指標の発表が始まる時間でもあり、より値動きが活発になります。
24時には、ロンドンフィックスという、先ほど紹介した仲根取引のロンドン版があります。
この時間帯も、活発な値動きをします。
ニューヨーク市場の特徴
22時にマーケットオープンし、その時間に合わせて、重要な経済指標が発表されます。
特に、雇用統計など、重要な経済指標の時は激しい値動きをします。
続いて、23時は、オプションカットの時間であり、より活発な値動きをします。
オプションカットとは、簡単に言うと、オプション取引という「事前に決めた期間に、決められた価格で売買することができる権利取引」の締切時間に当たるので、大きな値動きをします。
また、欧州市場とニューヨーク市場取引時間が重なる22時~2時頃は、一日の中で一番値動きが大きくなる傾向があります。
その後、2時を過ぎると欧州市場がクローズするので、出来高が落ちついて行きます。
まとめ
ここまで「外国為替市場」についてご紹介致しました。
どんなものなのかなんとなくご理解頂けたかと思います。
今回の説明はあくまでも、大枠を捉えるためのものなので、これからトレードをしていく場所というのは、こういうものかと認識してもらえれば幸いです。
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