個別銘柄の分析をしている中で、IR資料を見ていても「これってどうゆうこと!?」と調べても調べても疑問が解消されない経験ないですか?
2022年3月末現在の世界情勢は大きく変化しており、購入銘柄とウクライナ情勢の関係性は必ず見ると思います。
例えば飲食業界の場合、小麦や大豆などの原材料の高騰の影響は今期の業績に影響するのかな。
企業はなにか対策を考えているのだろうか。など考えますよね。
でも調べてもわからないことも多いです。
そんな悩める投資家が相談できる場所がIR窓口です。
2,3時間かけて決算資料を見ても分からなかったことが、10分くらいでスッキリ解決できることも少なくありません。
今回は初めてIR窓口に電話する方が気をつけることや事前準備を紹介します!
- IR 窓口で電話するときのポイント
- メール対応と電話対応のメリットやデメリット
- 電話をする前に調べておくこと
- 体験談!実際の電話対応の流れの紹介
目次
IR窓口はこんな人におすすめ!
IR 窓口ってなんだろう?
IR 窓口とは投資家に向けた専用のお問い合わせ先です。
過去に公開されている有価証券報告書や決算説明資料に関することを聞くことが多いです。
基本的には、各企業のホームページの IR 情報の中に、「お問い合わせ」ページがあり、連絡方法が載っているので担当者と連絡を取ります。
会社によってお問い合わせページが見つからない場合があるので、「会社名 電話番号」ネットで検索をして電話をかけることになります。
注意点としては企業によっては IR 窓口自体が存在せず質問しても回答してもらえない場合もあります。
企業のホームページに、お問い合わせに対応しておりませんなどの記載があるのでそこで判断することができますよ。
特に記載がない場合は、欲しい情報を手に入れるためにダメ元で電話をしてみることもう必要です。
メール対応と電話対応の2種類ある
次にメール対応と電話対応の違いについて触れていきます。
圧倒的に多いのが電話対応です。
IR 担当者に電話をかけて、自分の疑問に答えてもらうことが可能です。
直接口頭で質問できるので、情報量も多く疑問を解決できることが多いです。
これは事前に質問をある程度決めておくことが重要になるので、何でもかんでもきくのではなく決算資料を読み込んで事業内容を知っておかないと回答もしづらくなりますので注意が必要です。
次にメール対応です。
電話窓口は平日の時間と決まっていることが多いので、仕事中はなかなか電話をかけづらいという方もいると思います。
そういう方はメール対応をしているか確認してみるのが良いです。
文字でのやり取りになるのでしっかりと事前に疑問点をまとめないと質問の意図が分からないことがあります。
僕も実際に活用したことがありますが営業日以外の土曜日にメールを送り、月曜日の夜には回答を得られました。
書き方のポイントを書いておきますね。
・名を名乗る。
後々返信が来ますので誰かわからないと返信しづらいので最初に名乗っておく事をお勧めします。
・質問が何個あるのか最初に記載しておくこと。
最初に簡潔に書くことで、どこからが質問で 何を解凍すれば良いのか把握してもらいやすくなります。
相手の立場になって考えると質問が明確で分かりやすいほうが、時間がかからず解凍しやすいので優先して返信してもらえることにも繋がります。
株式は購入タイミングも重要になってくるので情報は早く手に入れたいですよね。
・回答しやすいように箇条書きで質問を具体的に書く。
Q1 有価証券報告書の○ページに〇〇と 記載がありますが、これは□□の影響を受けたのでしょうか?
Q2 世界的に原材料の高騰がされていますが、来期価格変更を行いますか?
などと質問をまとめています。
相手もこの下に解答を書いてくれるので、Q1の回答がコレと判断できるのでおすすめの書き方です。
・お礼を言う
回答を得たら無視するのではなくて、感謝の気持ちを伝えると好印象です。
もしかしたらまた問い合わせをすることがあると思うので次回質問した際に
この人は印象が良かったから丁寧に回答してあげようと思ってくるかもしれませんよ。
事前に準備しないと何も情報を掴めない!
これだけは準備しておこう!
次に 電話窓口を通して質問するときには事前の準備が欠かせません。
- 何を聞きたいかを明確にしておくこと
- 資料に関しての質問がある場合は、 その資料を事前に用意しておくこと
電話中に「この資料のここに記載がありますよ」と教えてくれる場合もあるので、すぐに対応できるように手元に資料を用意しておくことは大切です。
質問が抽象的であればあるほど相手の回答も抽象的になりますが、
初めての場合どんな感じで回答を得られるのか分からないと思うので、一番初めは経験として聞いてみるのが良いです。
数を重ねるごとにこういう質問にはこういう回答が得られるんだということが分かるので、
徐々に相手が答えやすいような質問をしていくようにすれば良いですよ。
初めてIR窓口へ電話してみました!実際のやり取りをちょっとだけ公開します!
事前に決算短信をよみ、自力では解決できなかったので始めてIR窓口に電話してみることにしました。
質問は3つほどあり、聞く内容をまとめていました。
飲食業界のある企業への質問だったのですが、原材料の高騰の影響の今期と来期で影響があるのか。そしてキャッシュ・フローの質問でした。
企業のIRページに電話番号が乗っており電話しました。
ですが、そこには企業の番号ではなく証券会社の番号でした。
そこは株主用の番号だったようで、銘柄と保有株数を聞かれました。
もちろん株は購入していなかったので
持ってないですが。。と答えたものの手元に決算短信の資料が届いていますか?という質問をされて、
あれ??
なんか変だぞ。。。
質問は株を持っていないとできないのかと不安になっていましたが、
直接企業に電話したほうが良い。とそのバでアドバイスをいただきました。
記載された番号は株を持っている人向けの配当のこと。優待関連の相談窓口だったようで、
記載番号が必ずしもIR窓口とは限らないと知りました。
間違えたので、「企業名 電話番号」と検索して見つけた番号へ再度チャレンジしました。
「個人投資家をしております。〇〇です。決算資料のキャッシュ・フローを読んでいるのですが質問がありますので担当者の方はおられますか?」
というと今回はIR担当者へ繋いでくれました。
質問を行うと丁寧に答えてくれました。
ただ資料を確認しないとすぐに回答できないものは折返し電話をもらいました。
時間にして10分後に折返し電話をもらい対応していただきました。
疑問点も解消されて購入しても問題銘柄と判断できたのでIR窓口を有効活用したほうが分析精度は高くなると実感しました。
まとめ
IR窓口は電話とメールの2種類ある
- 電話のメリットは多くの疑問があっても短時間で解決できる可能性がある
- メールのメリットは会社員など平日日中が忙しくても質問できること
事前に準備しておくことは
- 質問内容を事前に用意する
- 質問に関連する資料を用意する
株式の分析をするときに一人で考えることも多いと思いますが相談できる箇所を知っておくだけで、他の投資家よりもプラスになります!
IRで電話したい方は参考にしてください!
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